本当に独立しますか?

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さて、これから独立開業希望の読んでくださる方たちと

楽しく塾を作っていこうと思うのですが、

再度確認をしておきたいのです。

「本当に独立しますか?」

私はいいんです。

一人でやることの方が楽しいと思えるし、社会不適合者だから(笑)

恐らく会社勤めであるあなたは

本当に独立開業する覚悟ありますか?

「最終責任者自分」になる覚悟ありますか?

心の中で天秤にかけてみてください。

独立開業するのか、勤めるのかを。


私自身が独立を決意した頃のことを書いておいていいですか?

独立を決意した要因は大きく3つありました。

1つ目は「時代」です。

私が独立開業したのは2005年です。

この頃というのはですねぇ、独立開業ブームだったんです(笑)

2003年、小泉内閣の頃の経済産業省の後援を受けてドリームゲートなんていう

企業支援ポータルサイトもできたころです。当時参加しましたよ私も。

ドリームゲートのゲストで来ていたGMOの熊谷社長の話を聞きましたよ。

ロバートキヨサキの「金持ち父さん貧乏父さん」も読みましたし、

神田昌典の「非常識な成功法則」なんかも読みましたよ。

時代の雰囲気にも後押しされて、「自分で試してみたい」

という気持ちが大きくなってきたんですよね。

単純なんで、私(笑)

2つ目は「独立しやすい職種だった」です。

たとえば日本にタリーズコーヒーを広めた松田公太さんの

すべては一杯のコーヒーから (新潮文庫) という著書の中では

松田さんが7千万円の資金を調達して開業したくだりがあります。

松田さんが覚悟を決めた場面の記述です。

私は借用書に印鑑を押す前に、自宅近くのコンビニエンスストアを回った。
そしてアルバイトの時給を調べ、一日15時間働けば、30年程度で
借金の返済ができることを確認した。別に失敗したからといって、
命まで取られるわけではない。人生は一度きり。やらずに後悔するより、
やれるところまでやって失敗を受け入れる方が納得できるではないか。

今読んでも他人事ながらテンションが上がりますね。

素晴らしい一節をご紹介しましたが、松田さんの人生一度の勝負と違って、

学習塾って低予算で始めることができるじゃないですか。

美容師と同じだと思うんですよね。

手に職をつけて、一人前になったら独立していくのが

普通の業界じゃないかと思うのです。

その上、美容師よりも圧倒的に低予算で独立できる。

なんと素晴らしい状況でしょう。これが2つ目の要因です。

そして3つ目の要因は・・・

3つ目は「世間に自分を評価して欲しかった」です。

このへんは今まで濁してきましたが、単刀直入に書きますね。

「世間の評価を求める」を言い換えると

「会社の采配や評価に納得いかなかった」ですね。

私も以前は会社員塾長だったのですが、

上司の言う教室運営方針に賛同ができなくて

組織に所属することが嫌になったのです。

私がもっと多くの会社の人と理解し理解されるということが

できる人だったらこんなこと言わなかったと思うんですけどね。

私が人間的にとても未熟でしたね。

こんなことが重なってきて当時私はこう思うようになってきました。

「自分の取り組みが正しいかどうかを常にフェアに

ジャッジしてくれる世間に評価してほしい」

「私の考えがピントがズレていて私が勘違い野郎であるかどうかは世間が教えてくれる」

「成功も失敗も自分の責任で100%結果を受け取りたい」

こんな思いですね。

幸い一斉授業の経験がありますから、しくじっても再度塾に就職すればいいだけでした。

松田さんのような一世一代の覚悟までも要りませんでした。

サラリーマンの息子だった私は日本の古き良き終身雇用で

定年まで行くつもりでいましたが、

業種もあり、時代もあり、現状もあり、

3つの要因が重なって独立を覚悟しました。

ちょっと熱くなって長くなっちゃいましたね(苦笑)

さてさて、あなたも独立の動機について天秤にかけてみてください。

独立開業のメリット・デメリットと現状のメリット・デメリット。

自分の性格。しくじったときの対処と覚悟。

天秤はどうなりました?

現状の方が重かったあなた。また機会あったらお越しください。

独立開業の方が重かったあなた。一緒に塾をつくっていきましょう!

今日はこのへんで。

それでは。

ドリームゲートでGMOの熊谷社長の著書が当たり、

その場で著書にサインをいただき握手してもらいました。

もう10年も前のことなんですねぇ~(遠い目)

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